📖 用語集株の流れを読むための用語を「定義→実チャート→実践」の導線つきで解説
金利・信用
- 期待インフレ率(BEI)とは期待インフレ率(BEI)とは、市場が予想するこれからの物価上昇のペースを、債券の金利差から読み取った数字のこと。ふつうの国債と物価連動債の利回りの差で計算され、実質金利を求める土台になる。
- 良い金利上昇・悪い金利上昇とは金利が上がる理由には二種類ある。景気回復を映す「良い金利上昇」は株高と両立しやすく、インフレや財政不安を映す「悪い金利上昇」は株安につながりやすい。どちらのタイプかを見分ける考え方。
- HYスプレッドとはHYスプレッドとは、低格付け社債(ハイイールド債)の利回りが米国債をどれだけ上回るかを示す指標。企業の資金繰り不安をいち早く映し、株より先に危険を知らせることが多い。
- 逆イールドとは逆イールドとは、短い期間の金利が長い期間の金利を上回る珍しい状態のこと。ふだんは長期のほうが金利は高い。この逆転は景気後退の前ぶれとして知られ、株の流れを読む重要なサインになる。
- 実質金利とは実質金利とは、表面の金利(名目金利)から物価上昇の予想を差し引いた、実際の手取りに近い金利のこと。金(ゴールド)の値動きに最も効く指標として知られ、上がると金には逆風になりやすい。
- イールドカーブとはイールドカーブとは、期間の短い金利から長い金利までを線で結んだグラフのこと。曲線の形が右上がりか、平らか、右下がりかで、市場が景気や金利の先行きをどう見ているかが読み取れる。
為替
- ドル指数(DXY)とはドル指数(DXY)とは、主要6通貨に対する米ドルの強さをまとめて表す指標。ユーロの比重が最も大きい。ドルが強くなると、金や新興国の資産に逆風が吹きやすい。
- 安全通貨とは安全通貨とは、世界が不安になったときに買われやすい通貨のこと。代表は円とスイスフラン。ただし金利差が極端に大きい局面では、その働きが弱まることもある。
- 円キャリートレードとは円キャリートレードとは、金利の低い円を借りて、より利回りの高い外国の資産へ投資する手法。世界にお金が回る間は株高を支えるが、巻き戻しが起きると急落を招くことがある。
商品・資産
- 半減期(ビットコイン)とは半減期とは、ビットコインの新規発行量が約4年ごとに半分になる仕組み。供給の増えるペースが自動で落ちるため、需要が変わらなければ希少性が高まる。相場の大きな周期として注目される。
- Dr. Copper(銅は経済学者)とはDr. Copperとは、銅の価格が景気の良し悪しをよく言い当てることから付いた愛称。建設・電線・EVなど実需に幅広く使われ、需要の約半分を中国が占めるため、世界経済の体温計と呼ばれる。
- 金銀比価とは金銀比価とは、金の価格を銀の価格で割った数値。金1オンスが銀何オンス分かを示す。数値が上がると安全志向、下がると景気への期待が強まりやすく、貴金属内の「質への逃避」度を測る。
センチメント・需給
- 流動性(マネーの潮位)とは流動性とは、市場に出回っているお金の総量のこと。中央銀行のバランスシートなどで決まり、増えれば株や仮想通貨が買われやすく、減れば逆に。相場全体の「潮の満ち引き」を映す。
- リスクオン・リスクオフとはリスクオン・リスクオフとは、投資家が積極的にリスクを取る局面と、安全に逃げる局面を表す言葉。市場全体の気分を示し、株・為替・金の動きを一つの流れで理解する助けになる。
- VIX(恐怖指数)とはVIX(恐怖指数)とは、米国株の先行きの揺れの大きさを予想した指標。オプション価格から逆算され、20を超えると警戒、急上昇は不安の高まりを表すとされる。
相場の読み方
- ベーシスポイント(bp)とはベーシスポイント(bp)とは、金利の変化を表す小さな単位で1bp=0.01%のこと。25bpの利上げなら0.25%の意味。金利の細かい動きを誤解なく伝えるために使われる。
- ダイバージェンス(乖離)とはダイバージェンスとは、いつもは一緒に動く2つの資産の値動きがバラバラになること。銅と株、社債と株などの乖離は「どちらかが間違っている」という市場の警告サインとして読まれる。
- レジーム(相関の反転)とはレジームとは相場の「局面」のこと。金利が上がると株が下がる、といった資産どうしの関係は局面によって反転することがあり、過去の常識をそのまま当てはめると読み違えるという教訓を含む言葉。
- サーム・ルールとはサーム・ルールとは、失業率の動きから景気後退の始まりを早めに知らせる目安。失業率の3カ月平均が直近1年の最低から0.5ポイント上がると点灯するシンプルな指標として知られる。
- セクターローテーションとはセクターローテーションとは、景気の局面に合わせて買われやすい業種(セクター)が移り変わっていくこと。回復期は金融や素材、後退期は生活必需品などが選ばれやすく、市場の見立てを映す。