HYスプレッドとははいいーるど・すぷれっど(信用スプレッド) / 金利・信用
定義
HYスプレッドとは、低格付けの社債(ハイイールド債)の利回りが、同じ期間の米国債の利回りを どれだけ上回っているかを示す差(スプレッド)のこと。たとえばHYスプレッドが3%なら、 「信用力の低い企業がお金を借りるには、国より3%高い金利を払う必要がある」という意味になる。 数値が拡大するほど、市場が企業の倒産リスクを警戒しているサイン。
なぜ株の流れで重要か
景気悪化や資金繰りの不安は、株価より先に社債市場に現れることが多い。 株は期待で上がり続けられるが、社債の投資家は「貸したお金が返ってくるか」だけを見ているため、 異変に敏感に反応する。「株は嘘をつくが、クレジットは嘘をつかない」という相場格言はこの性質を 指しており、HYスプレッドの拡大→小型株の下落→株全体の調整、という順で波及した局面が 過去に何度もある。
サイトでの見方
信用スプレッドページで、HYスプレッド(FRED:BAMLH0A0HYM2)と 社債ETF(HYG・LQD)の動きを株価指数と並べて確認できる。見るポイントは「株が高値圏なのに HYスプレッドが拡大し始めていないか」の1点。両者の乖離は 乖離ウォッチでも監視している。