期待インフレ率(BEI)とはきたいいんふれりつ(ぶれーくいーぶん・いんふれりつ) / 金利・信用
定義
期待インフレ率(BEI)とは、市場がこれから何%くらい物価が上がると見ているかを、 債券の金利差から読み取った数字のこと。BEIは「ブレークイーブン・インフレ率」の略で、 ふつうの国債の金利から、物価連動債の金利を引いた差として計算される。 たとえば10年のふつうの国債が4%、物価連動債が1.5%なら、BEIは2.5%。 市場が「今後10年で年2.5%くらいの物価上昇」を見込んでいる、という意味になる。
なぜ株の流れで重要か
BEIは、物価の先行きに対する市場の温度感をひとつの数字で表してくれる。 BEIが急に上がると「インフレ懸念」が強まっているサインで、中央銀行が金利を上げやすくなり、 株の上値が重くなる場面がある。逆にBEIが落ち着いていれば、金利が上がっても 「景気が良いからの上昇」と受け止められやすい。さらにBEIは実質金利 (名目金利 − 期待インフレ率)を求める土台でもあり、金の流れを読むうえでも欠かせない。
サイトでの見方
インフレページで、物価に関わる指標の動きを まとめて確認できる。見るポイントは「BEIが落ち着いているか、急に切り上がっていないか」。 BEIの変化は金利にも波及するため、米金利ページと 合わせて見ると、物価予想が株の流れにどう効いているかをつかみやすい。